デメリットもある? WiMAX機種Speed Wi-Fi NEXT W05機種の評判と口コミ
WiMAX W05はおすすめされていることが多い機種ですが、デメリットもあります。
良い口コミ・悪い口コミを参考に自分が使いやすいかでWiMAXを選んでみましょう。
W04とW05を比較
W04とW05を比較すると、上りの通信速度がW04の3倍になっていることがわかります。サイズはW05のほうが若干大きいものの、軽量化されているのがポイント。
2018年までは、W04でも2年契約ができるプロバイダがありましたが、W05など最新機種の登場によりプランが終了し、現在では最新機種中心のプランに切り替わっています。
W05を2年契約できるプロバイダも多くはありませんが、月額料金が高いのがネック。3年契約にはなりますが、最新機種の端末代が0円で利用できる「GMOとくとくBB」がおすすめ。
GMOとくとくBBはauスマートバリューが使えて、高額なキャッシュバックキャンペーンも実施しています。
W05のメリット、独自機能は?
自動電源オフ機能がスゴい
W05の独自機能に「自動電源オフ機能」があります。この機能は、一定時間端末を操作しない場合に自動で電源がオフになるもので、バッテリーの消費を抑えることができます。
インターネット接続が必要になったタイミングでもう一度電源を入れなければなりませんが、通信していない間は電源を切った状態にできるので、うっかり放置して消耗する心配がありません。
WiMAXのバッテリーはフル充電でも6.5時間~9時間でなくなってしまうので、使っていない時の挙動が重要になります。特に外に持ち運ぶ際には、バッテリーが突然なくなってしまうと困りますし、充電機器を持っていない時はこまめに電源をオフにしなければなりません。
その点、自動電源オフ機能があればこまめに電源を落とす必要がないので安心ですね。
自動電源オフ機能の設定手順は、ホーム画面の「設定」から「システム設計」「オフタイマー」と進み、「自動電源オフ」を起動させて「自動電源オフタイマー設定」の中から30分・60分・90分の選択肢を選びます。
初期設定では機能がオンになっていないので、一度この方法でタイマー設定をかける必要がありますが、設定さえしてしまえば後は自動電源オフ機能が常に働くようになります。
Wi-Fi設定お引越し機能が登場
W05には、古いルーター端末からSSIDと暗号化キー(パスワード)を両方移せる「Wi-Fiお引越し機能」があります。
Wi-Fi設定お引越し機能は、前の端末で利用していたセキュリティ情報を直接引き継げるので、パソコンやスマートフォン側での再設定が不要に。
Wi-Fi設定お引越し機能の設定手順は、W05の画面の「Wi-Fi設定お引越し機能」ボタンを押して説明通り進んでいき、古い端末の「WPSボタン」を押すだけで完了します。
新しい機能なので慣れられるか不安という方も、画面の案内通りに進めれば問題ありません。前機種が必要になりますので、W05と併せて用意しておきましょう。
下り最大758Mbpsの超高速通信
W05の最大の特徴は通信速度にあります。下り最大558Mbps、さらにLTE利用時の最大速度は758Mbpsに達し、WiMAXルーターの中でもトップレベルの性能となっています。
最新の機種なだけあって、固定回線に引けを取らない700Mbps以上の速度が期待できますが、上りの速度も最大112.5Mbpsと速く、スムーズな接続が期待できます。アップロード、ダウンロードがストレスなくできるので、通信量の多いゲームや大きなファイルのやり取りもOK。
前機種W04の速度は下り最大558Mbps、上り最大30Mbpsとなり、LTE利用時に下り最大758Mbps、上り最大37.5Mbpsとなります。
W05はW04の上り速度が3倍になり、超高速通信に対応しています。WiMAXの対応エリアがさらに拡がることを考えると、高速通信に対応している機種を選ぶのが正解ですね。
連続通信時間が9時間
WiMAXの問題の一つが、連続通信時間(バッテリーの持ち)と安定性です。バッテリーが長持ちしたとしても、頻繁に再起動をかけられては困りますから、不具合の少ないW05を選ぶのが正解です。
W05は不具合の少なさに加えてバッテリーの持ちにも定評があり、連続通信時間が9時間までOK。さらに「ECOモード」にして使うと、10時間30分も連続使用ができます。
外出先で充電器を忘れてしまった時でも、ECOモードや自動電源オフを使ってうまくバッテリーの消費を抑えれば、連続使用が可能。
W05とよく比較される「WXシリーズ」のWX04と比べてみても、WX04は使用中に再起動を繰り返すなどの不具合が多く発生していることから、不具合報告の少ないW05を選ぶのが無難ですね。
WiMAX W05のデメリット
サイズ感が縦に大きい
W05は横に長いスリムな形状の端末です。洗練された印象があり男女兼用で使えるデザインとなっていますが、WiMAX端末にしてはやや大きい印象。しかも前機種よりサイズアップしているので、軽量で小型のデザインを期待していた方には少し残念かもしれません。
バッグにも入るサイズではありますが、W01と比べると長さが10mmほど伸び、厚みも2mm以上増しています。また、前機種のW04は縦型でしたが、今度のW05はデザインを一新して横型になっています。縦型に慣れている場合、横型のデザインに違和感があるかもしれません。
アプリ「HUAWEI HiLink」の評判が悪い
「HUAWEI HiLink」はW05の通信量がスマートフォンやタブレットなどから確認できるアプリです。
UQ WiMAXのサイトからQRコードを読み取ってダウンロードをするか、プロパイダサービスで検索して見つけることができます。iOS・androidの両方に対応しておりアプリ自体は便利ですが、実際には「使い勝手が悪い」という評判が目立っています。
アプリでできることは、通信のモード切り替えやルーターとのWi-Fi接続、バッテリーモードを節約への切り替え、電池残量の確認、通信モードの確認など。本体で操作しなくて良いので、一見W05を便利に使えるアプリという印象。
しかし実際には、突然のログアウトや起動し直さなければならない手間がかかり、不便なアプリとして多数の口コミが寄せられています。またバージョンアップをするとアプリから端末が起動できなくなるという致命的な不具合も確認されており、「当日のデータ量がわからない」など使い勝手の悪さが目立ちます。
さらに「電源オフはできるのに電源オンができない」など、欲しい機能が実装されていない点にも多数の指摘がみられました。もちろん無料でダウンロードできるので、入れておいて損はないかもしれませんが、不具合の多さだけが残念ですね。
W05のバッテリー持ちが悪い
W05のバッテリー持ち時間は、前機種であるW04と同じ。 ノーマルで約9時間、ハイパフォーマンス使用で約6.5時間使うことができます。
W04に慣れている方ならW05にもすぐに慣れられますが、バッテリー持ちが良い機種を使っていた方からすると、持ちの悪さが気になるのではないでしょうか。
WiMAXは室内だけではなく外でも使えるものですが、外で使い続ける場合、9時間は意外とあっという間です。
もちろん充電をしながら使えば持ちますが、ハイパフォーマンスモードにするとさらに使用時間が短くなってしまうので、物足りないと感じられるかもしれません。
WiMAX端末の中には、大容量のバッテリーを搭載しているものもありますので、持ち時間が必要な方は別の機種も検討すると良いでしょう。
下り708Mbpsの高速通信には追加料金がかかる
W05はLTEを併用すると下り最大で708Mbps・上り最大75Mbpsと、初期のW01と比べて3倍以上の通信速度を誇ります。ただしハイスピードプラスエリアモードに切り替えなければこの速度にはなりません。
ハイスピードプラスエリアモードは、使用月に1,004円の追加料金がかかってしまいます。3年契約プランまたはauスマートバリューmineの契約については無料になります。
無料で使えるプランをわざわざ選択しなければならないのですが、かといって1,004円の追加料金を支払うのももったいない気がしますよね。
まとめ
W05はスタイリッシュなデザインが特徴的な端末で、高速通信や通信の安定性に重点が置かれたモデルです。W04やWX04など、W05よりも前に登場した機種よりもさらにスペックを上げており、機種変更を考えている方にもおすすめ。
屋外に持ち運びをする際はサイズ感が少し気になるところですが、室内外で安定して高速通信が楽しめるようにさまざまな機能が実装されていますので、優秀なモバイルWi-Fiルーターとして活用できます。
自宅ではクレードルを使って回線の切り替えを自動で行いながらネットを楽しむこともできますし、自動でバッテリー消費を抑えてくれるモードを活用して、外出先でも長時間の稼働が期待できます。
現在WiMAXを使っているユーザーさんで、新しい機種への変更を考えている方、また新しくWiMAXを契約する予定の方は、いろいろなモバイルWi-Fiルーターを比較されると思います。どれにしようか悩んだ時は、ぜひW05を検討してみてはいかがでしょうか。